【戯言】オグリキャップ

オグリキャップ急逝のニュースが飛び込んでから二日経ちました。
昨日の関東のスポーツ新聞の一面は、ほぼ全紙オグリキャップのこと。
JRAのニュースでは、理事長自らお悔やみのコメントを寄せていました。


私はオグリキャップの現役時代をリアルタイムで見たことがあるので、
ずっとオグリキャップのことを考えていました。
武豊騎手と初めてコンビを組んで勝った安田記念と、
奇跡の復活を遂げた最後の有馬記念は現地で見ていたので、
この二つのレースの状況は今でも覚えています。


オグリキャップのことを考えていると、当時の競馬がどんな感じだったか、
どんどん頭から溢れてきました。
テレビのバラエティ枠で普通に競馬の特番が組まれ、
ananやOZマガジンのような女性誌でも競馬特集が掲載され、
競馬雑誌も今の倍以上出版されていました。
馬のぬいぐるみが初めて発売されたのもこの頃でしたし、
武豊騎手の初めての写真集もこの頃出版されました。
そういえば当時はG1になるとお客さんが来過ぎてしまうので、
入場券の前売り販売をしていました。指定席ではなく一般入場券のです。
ある意味今より競馬が身近で、人気のあった時代でした。


ちょっと話が逸れてしまいました。
オグリキャップについてですが、当時は特別好きというわけではありませんでした。
どちらかというと、ライバルのイナリワンスーパークリークの方が好きだったし、
その後出てきたメジロマックイーンが活躍していた頃の方が、
自分の中の競馬熱も高かったような気がします。
(私の芦毛好きのきっかけは、オグリではなくマックです)
でも、オグリキャップがいなかったら競馬に興味を持っていなかったということは
確実に言えるので、やはり自分の競馬の歴史を振り返るにあたり、
オグリキャップの存在は無視することができません。


そして、ちょっとだけ覚えていてほしいのです。
競馬がこんなに華やかになったのは、オグリキャップがいたからなんだよ、って。


競馬っていうものを教えてくれてありがとうね、オグリキャップ
今、私、競馬がとても楽しいよ。


【追記】
http://www.jra.go.jp/news/201007/070707.html
7/10から7/18まで、JRAのすべての競馬場に献花台が出るそうです。
府中に献花しに行こうかな。